軽井沢彫の主な材料は橡(とち)の木、ほかに朴(ほお)、桂、科(しな)などの広葉樹の100年以上たったものを使います。特に橡の木は堅牢で、キメが細かくて木目がきれい、しかも粘り気があるため緻密な彫刻ができる高い品質を保ちます。
引っ越しをする時に、分解し、また組み立てるということができるこの軽井沢彫の家具には、ぴったりの材料だったわけです。
ちなみに街路樹として見られるマロニエは同じトチノキ科。英語ではHorse Chesnutといいます。
当初は多様であった絵柄も徐々に日本を代表する桜に集約されました。外国に帰るときに輸送しやすいように、家具は簡単に分解できるように工夫も凝らされました。
